*スタートから約15分後の艇団
KFR500回記念レース(2017.03.19)

1976年の第1回以来、クラブ・レースKFR(Koaziro Fleet Race)は2017年2月で第500回を迎えました。
500回分のレースは一部記録が散逸した回も若干ありますが、おおむね正確な記録が残っており、記念レースに際して「KFR500回の航跡(データ篇)」にまとめられました。今はなき歴史的名艇の名前あり、自然の力の偉大さを物語る数字ありと、データの羅列の中にも長い歴史物語を見る思いです。
記念レース当日は生憎の微風で、各艇ダンゴにもつれてのまったりとしたスタート、500回の歴史の重みを背負ったかのようなスローペースとなりましたが、記念レースに相応しく多くの参加艇を得て、パーティーも大盛況、次の1,000回(!?)に向けて、記憶に残る華やかな記念日を締めくくりました。
約1年前の企画段階から、記念レースの全てを段取りした実行委員のレポートをご覧ください。

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レポート:KFR500回記念レース実行委員
野村政司(はやとり)

2016年の小網代ヨットクラブ60周年記念パーティーから1年足らずの開催という事で、当時実行委員をされた清水会長に纏め役をお願いしました。『若い人たちだけでやってみたら!』という言葉を受け、選抜隊8名を集めました。
開催日は3月19日(日曜)、KFRとしては#501回となりますが、3連休の中日になるので2次会までゆっくり楽しめるだろうと、この日を選びました。

60周年の余韻を残す2016年4月に実行委員会を立ち上げました。
KFRとしては初めての試み?となるレース協賛(賞品にあてる)会場の選択・下見・打ち合わせ記念のだるまウィスキーラベルの張替え、垂れ幕、ウェルカムボード、ポスターこれらは手作りで行いました。会場で流す映像、音が決まり、余裕をもって会に望むことが出来ました。

当日の参加艇31艇(コミッティ・テティス含む) 小網代艇21  外来艇10
舵社“KAZI”の取材が入るという事になり田中丸に依頼しました。
今回設けたファミリークラス3艇が先にスタートして、本レースは 09:38 スタート
27艇の大フリートは迫力のあるものでした。風力は安定しませんでしたが、12:21:17最終艇フィニッシュをもって事故もなくレースは終了。
記念パーティはリビエラシーボニアにて開催、参加者数180名余りとなり会場はごった返し状態、用意した500回記念レース参加賞のキーホルダーには、艇名をその場で刻印するサービスを会場にて行い、ほぼ全員にお渡しができました。

レース結果

ファーストホーム:HAURAKIAYC・油壺ヨットクラブ)
総合優勝・Aクラス優勝:BASICAYC

Bクラス優勝:ふるたか(小網代ヨットクラブ)
 ■レース結果表示:総合KFR-AKFR-Bファミリーレース

となりました。今回のみで設けたABのクラス分けですが、実は(上位すべて外来艇にもって行かれそうな予感がする、シャレにならないから何か考えよう)と云うことでクラス分けをしました。
実際、総合1位〜5位までは外来艇でした(頑張れKYC

リビエラでのパーティを終え2次会はクラブハウスにて行われました。

こちらは、普段着感覚のパーティ、その日のレース結果「航跡動画"どこでもヨットレース"」の映像をつまみに一杯やりながら、コース取りやトリムの反省?自慢?などなど、ヨットの会話で盛り上がり、レースの余韻につつまれ、みなさん楽しんでいました。

だるまウイスキー争奪に始まったレースも500回を数え、これからさらに600〜700回と続く伝統の小網代フリートレースを絶やすことは決してしない!このことは実行委員会メンバーKYCメンバー、さらに小網代を愛して頂けるすべて皆さんが同じ思いでいる事を実感したKFR500記念レースでした。
(記念誌「KFR500回の航跡(データ編)」(->「資料室」へ)、舵誌2017年6月号、こちらもご覧頂ければ幸いに存じます)